こんにちは、WwWです。
生産管理システムのネットワークについてです。
今回、Cisco社のスイッチをこの時初めて実施しましたが、
その時に学んだネットワークの事について一部ですが
生産管理システムのネットワークで採用している技術をご紹介します。
基本的なことになりますが、以下の内容を記載させて頂きます。
1.VLAN
使用用途によってVLANを設定し、ネットワークの分散化を実施しています。
2.無線LAN
ある程度の台数を導入しましたので、電波干渉対策などを実施しています。
導入した当初は、無線LANはまだ少なかったですが、今では、無線化が進んでいます。
ちょっとした配線やプリンタ導入などは、無線化すれば、有線LAN工事をすることもなく
簡単に設置できるのでとても便利ですよね。
今回はセキュリティ対策も含め以下の内容を対応してみました。
セキュリティ対策実施項目 |
---|
MAC認証対応 |
ステルス化 |
電波干渉確認 |
1. VLAN
生産管理システムでは、設備とのデータのやり取りに関して、決められた時間内にやり取りが完了しないと
通信異常と判断されてしまいます。
そのため、ネットワーク整理を行うためにVLANによる分割を実施しています。
ネットワークの種類:
①設備とサーバとの通信(優先度高)
②PC系の通信(優先度中)
③画像転送系の通信(優先度低)
①の通信を優先させるため、②③とはVLANを分けネットワーク通信の整理を実施しています。
特に③の画像系は、優先度は低いが多くの情報のやり取りを実施しており、ネットワーク負荷が
高くなる原因になるため、VLANで分割しています。

2. 無線LAN
生産管理システムでは、無線LANも使用しています。
無線LANのセキュリティ強化や通信の不安定及び速度低下を防ぐために以下の設定を実施しています。
2.1 MACアドレス制限
あらかじめ無線親機に使用する無線子機のMACアドレスを登録して、
指定した子機のみ親機と通信できるようにアクセス制限を設けています。
『MACアドレス』とは? |
---|
ネットワーク機器に割り振られている個々の機器を識別するための番号 |

2.2 SSIDステルス
無線親機のSSIDの自動通知を停止して、生産管理システムで使用する機器以外にSSIDを知られないように隠しています。
『SSID』とは? |
---|
無線親機を識別するためのネットワーク名 |

2.3 チャンネル変更
無線通信は同じ電波がぶつかると通信が不安定になったり通信速度が遅くなったりします。
複数の無線LANを使用している場合、互いに電波干渉をしないように使用するチャンネルを変更しています。
『チャンネル』とは? |
---|
データ通信に使う周波数 |

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