前回、メッセージの送受信ができているところまで確認できました。
今回も、前回に引き続き、弊社で開発したCandyを使用して評価ボード間のCAN通信データを
確認してみたいと思います。
今回は、前回送受信したメッセージの内容を確認します。
通信仕様
今回の事例で使用する通信仕様を説明します。

テスターは評価ボード(テスト対象ソフト)から内部データを取得・表示します。
誤送信防止のため事前にセキュリティ解除が必要な仕様です。
テスト実施
過去ログを記録するため、Candyの「ログの記録」をONしてから、通信をスタートします。
※Candyは「ログの記録」ボタンでログファイルを出力するかどうか切り替えることができます。

通信が終わったら、Candyの通信をストップし、ログファイルを確認します。
以下はログファイルの中身です。

ログファイルは通信メッセージそのままの生データなので、データ内容を確認するために
「シグナル交換」機能でシグナル値へ変換します。

以下は変換後ファイルの中身です。

変換されたシグナル値で、データが正しく変化しているか詳細確認する事ができました。
「ログの記録」をONしておかないと、ログファイルを出力することはできませんので、注意が必要です。
後書き
これまでの第1回~第3回でCandyの基本的な機能は紹介できたと思います。
他にも色々機能はありますので、また機会があれば紹介させていただきたいと思います。
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