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コラム

エンジニア目線の旅行(工場見学)

公開日:2025.09.19 更新日:2025.09.19

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こんにちは、KOUです。
よろしくお願いします。

今回は少し趣向を変えて、エンジニアならではの視点で旅の魅力を掘り下げてみようと思います。

今回の内容

最近では、生産システムやアンドンシステムの保守業務を担当する機会が増え、
工場内でアンドンの表示状態やエラー表示などを見ることも多くなってきました。
そんな中、ある工場見学(お菓子などを作っている工場)で、私が普段見慣れているアンドンとは異なるアンドンに出会う機会がありました。
今回はそのときの気づきや印象について、少し書いてみようと思います。

アンドンシステムとは

アンドンとは、製造現場で生産台数や設備の状況を「見える化」することを目的とした表示システムのことです。
音や色などでトラブルを早期発見して、ラインの停止時間を最小限に抑え、品質と効率を向上させるために使用されています。
工場見学などに行ったことがある人は見たことある人もいるかと思います。
工場によっては未設置の場合もあるため、すべての工場に共通するわけではありませんが、イメージとしては下記の画像のような形になります。

アンドン見学

何か所か工場見学を経験してきましたが、現在の業務に関わるようになるまでは、アンドンにそれほど注目していなかったように思います。
ある工場を訪れた際、ちょうどアンドンに異常が表示されており、生産ラインが停止していました。
他の見学者たちは「止まっていてつまらない」と言って、すぐに次の工程へと移っていきました。

エンジニア目線のアンドン見学

私は「どんな異常が発生しているのだろう?」と気になり、その場に留まってじっくり観察していました。
その際に目にしたアンドンは、私が扱っているアンドンとは異なるタイプで、エラー表示に加えてランプによる視覚的な通知も行われていました。
製造している製品や工程が異なるため、単純に比較することはできませんが、「こういった通知方法もあるのか」と新たな気づきがありました。
異常表示をアンドン画面のみに限定するよりも、ランプによる補助通知を加えることで、
作業者の気づきやすさが向上し、見落とし防止に効果的であると思いました。

※実際に確認したアンドンではありませんが、参考イメージとして掲載しています。

まとめ

今回見学したアンドンのように、エラー表示とランプによる視覚的通知を組み合わせることで、現場作業者の即時対応を促す仕組みが構築されていました。
このような通知方式は、騒音の多い環境や遠距離からの視認性が求められる現場において、非常に有効だと感じました。
工場見学に行かれる方は、視点を少し変えてみると、普段は気づかない発見があり、より一層楽しめるかもしれません。







KOU

旅行とお酒が好きです。
最近はウイスキーがおいしく感じます。

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