初めまして、2025年4月に新卒で入社したFlaxです。
ITソリューション事業部、モバイルアプリ開発のチームにてiOSアプリを開発しています。
昨今、就職活動の時期が早まり、学生の皆さんは「本当についていけるのか?」「入社して具体的に何をするのだろう?」と不安に感じることも多いかと思います。
そこで、入社してから1年が経とうとしている今の私が、現在までの経験を【前編・後編】の2回に分けて掲載します。
この記事が、皆さんの抱える不安を少しでも解消できるきっかけになれば幸いです。
今回は以下の内容を掲載します。
- 1年間のタイムライン
- 研修について
- 最初のプロジェクトについて
- 1年を振り返っての感想
1. 1年間のタイムライン
まず最初に振り返りをするにあたって、入社から1年間のタイムラインを作成しました。

【4月〜6月中旬】
OJTとしてiOSアプリ開発基礎の研修を行いました。
私はiOSアプリの開発が初めてだった為、言語(swift)や開発環境(Xcode)を一切触った事がない状態からの研修でした。
【6月中旬〜10月中旬】
図の「iPhoneアプリの開発」「Androidアプリ OSアップデート対応」にあたる期間では、
基礎研修を終え、実際のプロジェクトに参加し先輩の元で仕事の流れや進め方を学びました。
【10月中旬〜3月】
図の「iPhoneアプリへの機能追加」「iPhoneアプリの改修・機能追加」「ARゴーグル アプリ開発」にあたる期間では、社内のプロジェクト状況もあり、主担当として任せていただく事になりました。
仕事の進め方や内容の確認、外部とのやり取り等、周囲に頼っている部分は多くありますが、アプリを作るだけでなく利用者の視点も考え、設計・実装を行う意識がついてきたと感じています。
2. 研修について
研修は、「3月に社会人研修」「4月からの技術研修」の2つを行いました。
社会人研修
春休み期間中の3月末に外部主催の社会人研修を受けました。
2日間という短い期間でしたが、「マナー・敬語」「報連相」「電話応対」など社会人の基本を学びました。
研修はグループワークが中心で、単に形式的なやり方を教わるだけでなく、「何故それが必要なのか?」という本質を自分たちで考える内容だった事が非常に印象に残っています。
技術研修
4月から約2ヶ月半ほど、OJTとしてiOSアプリ開発の基礎を学ぶ技術研修を行いました。
私の場合は外部の技術研修ではなく、配属先の先輩に作成していただいたカリキュラムに沿って進める形式です。
具体的には、以下のように進めていきました。
- アプリの基本動作
- 「テキストを入力するとボタンが有効になる」といった、単純なGUIアプリの作成
- 「テキストを入力するとボタンが有効になる」といった、単純なGUIアプリの作成
- ロジックの習得
- 基本的な計算処理を実装する、電卓アプリの作成
- 基本的な計算処理を実装する、電卓アプリの作成
- 外部連携
- 環境センサーとBLE(Bluetooth Low Energy)で接続し、iPhone上に取得データを表示
- 環境センサーとBLE(Bluetooth Low Energy)で接続し、iPhone上に取得データを表示
- 参画プロジェクトの準備
- 次に参画するプロジェクトを見据えた、iPhone搭載センサーの活用したアプリの学習
- 次に参画するプロジェクトを見据えた、iPhone搭載センサーの活用したアプリの学習
決まった課題をこなすのではなく、自分が詰まった部分は重点的に、逆にスムーズに進んだ部分は次の応用へと、効率よくステップアップできたのではないかと考えています。
また、アプリ開発以外にも、GitやMarkdown、各種ツールの使い方といった開発周辺のスキルの習得や先輩お薦めの本を読み、見やすいデザインの原則や「開発者としての考え方・姿勢」を学ぶ機会もありました。
3. 最初のプロジェクトについて
最初に参画したプロジェクトでは、iPhoneに搭載されたセンサーの値から移動経路を算出し、それをリアルタイムで画面上に表示させるアプリの開発を担当しました。
このプロジェクトは協力会社のエンジニアの方と共に進めていき、私は「設計」「開発」「テスト」「リリース」と、一連の工程を幅広く経験しました。

・苦労した事
1. 技術的な理解の壁
まずはiPhoneのセンサー特性の理解です。
当時は加速度やオイラー角などの物理用語の知識が不足していたため、移動経路を算出するまでの一連の処理フローを把握するのに時間を要しました。
2. 認識合わせとコミュニケーションの難しさ
協力会社のエンジニアの方とのやり取りでも、自分の意図がうまく伝わらなかったり、認識のズレから想定と異なる挙動になってしまったりする事がありました。
また、「どこまで情報を補足して回答すべきか」という判断も難しく、慎重になりすぎて回答に時間が掛かってしまう事も多かったです。
3. 設計の見極めへの悩み
特に難しかったのが、設計の引き際です。
どこまで詳細に設計を詰めるべきなのか、その正解が分からず、こだわり過ぎてしまったり迷ったりする事も少なくありませんでした。
・所感
プロジェクト開始直後は、最終的な成果物のイメージは持てていたものの、移動経路を算出する内部処理のロジックや開発の背景など、不明な点が多く緊張の連続でした。
しかし、設計段階から不明点を一つひとつ解消していただいたり、自分の認識が合っているかを細かく確認していただいたりすることで、着実な作業遂行に繋がったと感じています。
周囲のサポートもあり、不安を抱えながらも最終的にはリリースまで完遂することができました。
4. 1年を振り返っての感想
・1年を振り返っての感想
改めてこの1年を振り返ってみると、当時は必死で気づけなかった自分自身の変化を、今とても新鮮に感じています。
業務では難しい事や分からない事も多くありますが、自分で調べ、先輩に助言を仰いだり丁寧に認識合わせをしていただいたりと、試行錯誤しながらも一歩ずつ進むことができました。
また、学生の頃は利用者の視点よりも「自分が形にしたい物」や「実装してみたい機能」といった技術的な関心を軸に進めていました。
しかし実務を通じ、最近では「こう作りたい」という技術的な理想を追求するだけでなく、打ち合わせの内容から「利用者が実際にどう使うのか」を汲み取ったり、プロジェクトの優先順位を考えたりして、どこまで作り込むべきかを見極めることの大切さを実感しています。
自分の考えを優先しすぎると時間が足りなくなってしまう事もある為、客観的な視点を持って設計・実装に向き合う意識がついてきたと感じてます。
もちろん、技術面や経験値、周囲との連携の取り方など、まだまだ未熟な部分は多いです。
今の自分に何が足りないのか、そして「どんなエンジニアになっていきたいのか」を問い続けながら、これからも成長していきたいです。
・就職活動中の皆さんへ
「自分が今後何をしたいのか、どうなりたいのか」という軸を、少しずつでも言語化をしてみて欲しいです。
就職活動を始めた当初は、やりたい事が見つからなかったり、周りと比較して焦りや不安を感じたりする事も多いと思います。
私自身、学生時代は特定の専門分野に絞るのではなく、様々な技術や言語を広く浅く学んでいた為、「これなら誰にも負けない」という明確な強みがない事に不安を感じていました。
だからこそ、多くの会社の話を聞き、自分が納得いくまで「働く自分」のイメージと向き合ってみてください。
また、面接では「自分が何を一番伝えたいのか」を整理して臨んでみてください。
無理に言葉を飾るよりも、等身大の自分の考えを明確に伝える準備を進めると良いと思います。
皆さんの納得のいく就職活動になるよう、心から応援しています。
・後編について
後編では、10月中旬〜3月の振り返りや社内の様子について掲載予定です。(※内容は変更する可能性がございます)
後編もあわせて読んでいただければ幸いです。
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